正直、軽いノリで送ったんだよね。
こんなに早く「今夜会いません?」って言う子だと思ってなかった、自分でも。
でもけんが、よかった。ほんとによかった。
火曜日の21時、なんとなくアプリ開いたら
仕事終わって、渋谷から帰りの電車の中でTinder開いたのがはじまり。
別に誰かに会いたいとかじゃなくて、なんか、惰性で開いた感じ。
そしたらけんがいた。
プロフ写真、3枚。
1枚目がちょっと遠目の屋外写真で、2枚目が友達と飲んでる感じの自然なやつ。
3枚目で「あ、顔ちゃんとわかった」って思って、そのまま右にスワイプしてた。
タイプか聞かれたら、すごくタイプってわけじゃないんだけど、なんか、清潔感がちゃんとある人だなって直感でわかった。
背が高そうなのと、笑い方が自然なのと。それだけで十分だった、そのときは。
マッチしてすぐメッセージきて、なんか普通に話が続いて。
(こういう人、最近減ったな)ってぼんやり思いながら返してたら、
「今日、六本木で飲みません?」って来た。
21時17分に。
わたしが「いいですよ」って返したのが21時23分。
マッチして30分も経ってなかった。
六本木の夜、最初の5分間のこと
待ち合わせは六本木ヒルズ前。
向こうから歩いてきたとき、一瞬「あ、ちゃんとしてる」って思った。
プロフより全然よかった。(これ、逆パターン久しぶりかも)って心の中で少しうれしくなった。
紺のシャツで、背が思ったよりちゃんと高くて、「ゆいさんですか」って言ったときの声が、落ち着いてた。
焦ってない感じ。
ナンパ慣れしてる感じでもなくて。
ただ、ふつうに余裕があった。
それだけで、なんかすきになりそうだなって思った。最初の5分で。
転換点は、お酒じゃなくて会話だった
バーに入って、乾杯して、最初はわりとさらっとした話が続いてたんだけど。
けんが急に「ゆいさんって、仕事好きですか?」って聞いてきて。
(え、その質問くる?)ってちょっとびっくりした。
アプリで会う人、たいてい最初は趣味とかどこ住みとか、表面的な話ばっかりで。
でもけんはなんか、違うところ聞いてきた。
「好きか嫌いかでいったら好きだけど、それだけじゃ生きてられないなって最近思う」って答えたら、
「それ、ちゃんとわかります」って言ったんだよね。
なんか、わかるって言い方が、うそっぽくなかった。
目がちゃんと笑ってたし、「わかるよ」じゃなくて「わかります」って言い方が、なんかよかった。
(あ、ちゃんと聞いてる人だ)って思ったら、急にリラックスした。
2杯目からは、もうふつうに楽しかった。
隣に座ってて、距離がだんだん縮まってくのが、わかった。
その夜のこと、少しだけ
バーを出て、「もう一軒行きますか」ってけんが言って。
わたし、「行く」って即答した。(珍しいな、自分)って思いながら。
2軒目は六本木の細い路地にあるちいさな店で、奥のソファ席に並んで座った。
もう、肩がふれてた。
会話が途切れた瞬間があって、なんか静かな間だったんだけど、全然気まずくなかった。
(この人といると、静かでも平気なんだ)ってそのとき初めて気づいた。
その夜の続きは、書けないんだけど。
帰り道、夜風がちょうどよくて、なんか、いい夜だなってほんとに思った。
それだけで十分すぎるくらい、よかった。
翌朝、出勤前に思ったこと
水曜日の朝、電車の中でぼーっとしながら思い返してた。
マッチして30分で会う約束って、冷静に考えたらかなり勢いじゃんって。
でも、勢いで動いたときのほうが、なんかうまくいくこと多いかもしれない。
(考えすぎてる間に、いい時間って逃げていくんだよな)ってちょっと思った。
けんとまた会うかどうかは、まだわからない。
でも、火曜日の夜があんなふうになるとは思ってなかったから、それだけでもう十分かな。
ほんとに、思ってたより全然よかった。
もっとくわしい話は、MyFansに書いてるから。
気になる人は見てみてね。


コメント