まず先に言わせてほしいことがあって。
これ、ほんとに送ったんだよね。
酔ってもないし、勢いでもない。ちゃんと素面で、考えて、送った。
日曜の夕方、サザエさん見ながら送ったやつ
日曜ってなんであんなに憂鬱なんだろうね。
夕方5時になると急に「あ、明日仕事だ」って現実が押し寄せてきて、なんか無性に誰かに会いたくなる。
その「誰か」が今日はりょうだった。
りょうとマッチしたのは確か3日前。Tinderで。
プロフィール写真が銀座の路地っぽいところで撮ってるやつで、なんかちょっと大人っぽくて、顔もタイプ寄りで。
メッセージも変にグイグイしてなくて、でもちゃんと会話が続く感じで。好きなタイプの会話のテンポだった。
で、ぼーっとソファに寝転がりながら、なんか気づいたら送ってた。
「体の相性だけ確認したいんだけど来れる?笑」
(「笑」つけたら少しやわらかくなるかなと思って)
送った瞬間、ちょっとだけ「あ、引かれるかも」って思った。
でも2分後に「いいよ、どこがいい?」って来て。
声出して笑ったよ、ほんとに。
銀座、夜9時
待ち合わせは銀座の駅の出口。
日曜の夜の銀座ってちょっと静かで、昼間のあの華やかさが嘘みたいに落ち着いてて、なんか好きなんだよね。
街灯の色が温かくて、ひんやりした空気に少し甘い匂いがする。(どこかの店のディフューザーかな、とかぼんやり考えながら待ってた)
りょうは時間ぴったりに来た。
写真より、少し背が高かった。
スーツじゃなくてシンプルなセットアップで、でもちゃんとしてる感じ。
第一声が「思ったよりかわいい」だったのはちょっとポイント高かった。
(わたしもそう思ってたので)
転換点、バーでのあの一瞬
とりあえず近くのバーに入って、カウンターに並んで座って。
お酒頼んで、最初は当たり障りのない話をしてた。仕事のこととか、このへんよく来るの?とか。
なんか、でも、ふとした瞬間に気づいたんだよね。
りょうってちゃんとこっちの話聞くんだよ。
相槌が早いとかじゃなくて、ちゃんと目を見て、少し考えてから返してくる。
(あ、これ好きな話し方だ)って思ったら急に緊張してきて。
グラスに結露がついてて、指でなぞってたら「緊張してる?」って言われた。
「してない」って言ったけど、たぶんしてた。
「あのメッセージ送ってきたわりに」って笑われて、それがなんかちょっと悔しくてよかった。
その夜のこと
お酒2杯飲んで、気づいたらそんなに時間経ってなかったけど、なんか自然にそういう流れになって。
(全部わたしのメッセージから始まったわけだけど)
りょうってね、なんか、丁寧なんだよ。
雑じゃない。
ちゃんとこっちのペースに合わせてくれるというか、急かす感じが全然なくて、それがすごく心地よかった。
帰り際、「また会う?」って聞いたのわたしから。
「送ったのもそっちじゃん」って笑いながら「うん」って言ってくれた。
その「うん」の言い方が、なんかよかった。
翌朝のわたしへ
家帰ってベッド入って、なんか、じわじわしてた。
体の相性を確認しに行ったはずなのに、帰ってきたらなんか「この人のことちゃんと知りたいかも」ってなってて。
(あ、これやつだ)って思った。
これ、沼のやつ。
日曜の夜に送った一言が、こんなことになるとは思ってなかったよ。
でも後悔はしてない。
ぜんぜん、してない。
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今日より明日、ちょっとだけときめいてる自分がいる。
明日から仕事か〜、まあいっか。


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