木曜日って、なんでこんなにしんどいんだろう。
仕事終わりにぼーっとTinder開いたら、30分後には白金台で会う約束してた。
自分でもちょっと引いた。でも後悔は、してない。
木曜の夜、ほぼ勢いだった
残業終わって、電車の中でぼーっとスワイプしてたんだよね。
マッチ通知きて、プロフィール見たら写真が3枚ともちゃんとしてて。
(あ、ちゃんとしてる人だ)って思ったの、正直に言うと。
はるとくん、28歳。メッセージの最初が「今夜どこかいる?白金台のほうにいるんだけど」で。
普通なら警戒するじゃん、それ。
でもなんか、文章がさらっとしてて押しつけがましくなくて。
「いるよ」って返したら「じゃあ会おう」って。
マッチから30分で会う約束してた。
(わたしどうした?って思いながら、でも足は白金台に向かってた)
待ち合わせ、白金台の夜
駅の改札出たら、すぐわかった。
写真よりちょっと背が高くて、ライトグレーのシャツで、髪がちょっとだけくせっ毛で。
第一声が「来てくれたんだ、よかった」で。
そのひとこと、なんかずるかった。
(よかった、じゃないんだよ、こっちのセリフだよ)って心の中で思いながら、「来ちゃった」って笑って返した。
連れていってもらったのは、白金台の路地にある小さいワインバー。
カウンターが10席もないくらいで、間接照明がオレンジっぽくて、なんかここ知ってる人しか来ないじゃんっていう空気感。
グラスに注がれたワインが、お店の照明でちょっとだけ赤みがかって見えて。
(あ、これはずるい夜だ)って思った。
転換点、ってこういうことか
最初はね、正直ちょっと緊張してたの。
30分で会う約束するくらいフランクな人って、なんか軽いかなって思ってたし。
でも話してみたら、全然そんなことなくて。
仕事の話してたら、ちゃんと聞いてくれるし。
わたしが「木曜って一番しんどくない?」って言ったら、「わかる、あと1日ある感じが一番くる」って即答で。
なんかそれだけで、ちょっと好きになった。
(こういうの、共感されたいだけなんだけど、ちゃんと共感してくれる人ってあんまりいないんだよね)
2杯目くらいから距離が縮まってて、肘がふとぶつかったとき、どいてくれないで。
そのままにしといてくれてる、みたいな感じで。
(あ、これ意識してるよね?って思った瞬間に、わたしも意識してた)
その夜のこと
お店出てから、「もう一軒行く?」って聞かれて。
「どこ行くの」って聞いたら、「うち、近いよ」って。
(またこれ)って思いながら、でも嫌じゃなかったんだよね、全然。
むしろ、ほんとに、ほんとに嫌じゃなかった。
白金台の夜道って、街灯の光がやわらかくて、なんか夢みたいな雰囲気で。
並んで歩いてたら手が触れて。
そのあとのことは、ここには書けない。
でも、思ってたより全然よかったって、正直に言っておく。
ほんとに、思ってたより全然よかった。
翌朝、帰り道に気づいたこと
金曜の朝、恵比寿まで帰ってくる電車の中で、なんか考えてた。
30分でアポ取れる人がこんなに話せる人だったことに、びっくりしてたと思う。
(勢いで会う人が必ずしも軽い人とは限らないんだなって)
なんかね、速さと軽さって違うじゃん。
はるとくんは、速かっただけで、軽くはなかった。
そういう人に出会えた木曜日の夜、わりといい夜だったなって、朝の光の中でやっと思えた。
しんどかったはずの木曜が、なんかとくべつな日になってた。
この夜の話、もうすこし詳しく話してるのはMyFansにのせてるので。
気になる人は、来てね。🤍


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