わたし、やっちゃったかもしれない。
でも後悔は、ぜんぜんしてない。
むしろ、もっと早く言えばよかったって思ってる。
かずきのこと、最初から「あ、タイプだ」ってわかってた
Tinderって最近ほんとに玉石混交じゃん。
右に流す指が疲れてきたころに、かずきが出てきたんだよね。
写真が3枚あって。1枚目がカフェで本読んでる横顔。2枚目が友達と笑ってる感じの自然な写真。3枚目がちょっと遠目のやつ。
全部、嘘くさくないの。
盛ろうとしてない感じがにじみ出てて、それがもうすでにポイント高くて。
プロフィール見たら28歳、コンサル系、趣味が映画と散歩って書いてあって。
(散歩って書く人、なんかすき)
迷わず右にスワイプしたら即マッチして、そこから3日でデートの約束まで進んだ。
赤坂で会ったときの話
待ち合わせは赤坂の駅の改札前。
金曜の夜ってこともあって、人が多くてちょっとざわざわしてた。
かずきは写真より、ちょっと背が高かった。
(あ、これ好きなやつだ)って思ったのが正直なファーストインプレッション。
服装も変に気張ってなくて、シンプルな感じ。でもちゃんとしてるっていう。
「遠かった?」って最初に言ってきて、その一言の気遣いだけでもう好感度爆上がりしてた。
連れて行ってもらったのが赤坂の路地裏にある小さなバル。
照明が低くて、木のカウンターがあって、BGMがかすかにジャズで。
扉を開けた瞬間にワインとオリーブのにおいがふわってして、なんかもうそれだけで「いい夜になるな」って確信した。
距離が縮まった瞬間のこと
最初はたわいない話してたの。仕事の話とか、Tinderはじめたきっかけとか。
でもかずきって、人の話を聞くのが上手なんだよね。
わたしが何か言うたびに、ちゃんと「それって〜ってこと?」って確認してくる。
流さないの。
ちゃんと聞いてる、って伝わってくるの。
(こういう人、久しぶりだなって思って)
2杯目のワインが来たくらいに、なんか急に「会ってよかった」ってなってた。
うまく説明できないんだけど、一緒にいるのが自然すぎて、変に緊張しなくて。
それがかえって、ちょっと怖いくらいだった。
好きになるのが早くなりそうで、ちょっとだけ自分にブレーキかけてた。
わたしが先に言った夜
3杯目を飲み終えたとき、会話がすこし静かになって。
外の音がかすかに聞こえる感じの、悪くない沈黙だった。
かずきがグラスを置いて、わたしの顔を見てきて。
(あ、なんか言おうとしてる)って思ったんだけど、その前にわたしが口開いてた。
「ねえ、このあとホテル行こ」
言った瞬間、自分でもちょっとびっくりした。
(あ、言っちゃった)
かずきが一瞬だけ目を丸くして、でもすぐに笑って。
「そういう人だと思ってなかった」って言ったあと、「でも、行く」って。
その「でも、行く」の間が、ほんとうによかった。
ほんとに、ほんとによかった。
翌朝、コーヒーを飲みながら思ったこと
土曜の朝、ひとりで帰ってきてコーヒーを淹れながら、なんか考えてた。
わたし、こっちから言えてよかったなって。
待つのって疲れるし、相手の気持ちを読もうとして消耗するし。
好きって思ったなら、動いた方が絶対いい。
それを改めて確認できた夜だった気がする。
かずきのこと、もう一回会いたいと思ってる。
(なんか、なんかこれ続く気がしてる)
次があったらまた書くね。
この夜のもうすこし先の話は、MyFansの方に書いてます。読みにきてくれると嬉しい🤍


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